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私が住宅を購入できる金額はいくら?

20年程前までは、諸費用+頭金2割程度の自己資金を用意して、税込年収の5倍程度の価格の不動産を購入するのが適正値と言われていました。例えば年収700万円であれば、適正価格は3,500万円の物件になります。諸経費8%として280万円+700万円=980万円の自己資金で2,800万円の借入額となります。

現在は諸経費分の自己資金を用意するだけで十分であり、諸経費全額借入でも物件を購入することも可能なケースもあります。またマイナス金利という昨今では、年収の7倍から7.5倍程度でも、与信に問題が無ければ購入可能な時代となりました。年収700万円であれば4,900万円から5,250万円までの物件を購入することが可能で、4,900万円から5,250万円の借入も可能となります。同じ年収であっても20年前と比較して1.5倍の価格の不動産まで購入できる計算になります。

実際には銀行の融資審査では、年収負担率という考え方があるので、今回お話させて頂いた通り借りれるかはまた別の話となります。