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城南五山

城南五山とは御殿山、池田山、花房山、島津山、八ツ山という江戸時代から明治期にかけて大名屋敷や華族のお屋敷等があった場所を指します。港区の八ツ山を除いて、残りは全て品川区に位置します。山手線品川駅から目黒駅にかけての山手線内側のエリアとなります。東京には他にも高級住宅地と呼ばれる場所がいくつもありますがほぼ共通しているのは高台に位置し、旧藩邸や華族が住まわれていた場所であったことです。付近には諸外国の大使館が多いことも特徴です。またその多くのエリアには旧藩邸等の敷地であった面影を残す公園があります。高台は地盤も良く、見晴らしも良いので地震にも防御にも適していました。御殿山は徳川家の歴代将軍が鷹狩りの際に休んだ品川御殿、池田山は岡山藩池田家の下屋敷、  花房山は旧播磨国三日月藩森屋敷、島津山は仙台藩伊達家の下屋敷を明治期に島津家が引き継いだ島津公爵邸、八ツ山は三菱グループを創業した岩崎家の別邸、といった具合です。駅から離れている場所も多く、土地の特性上坂道も多いのですが、そもそも上流階級の人は車利用のため駅からの距離は関係ありません。現在でも会社経営者や政治家、芸能人等が好んで住む地域となっています。

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