渋谷区で主として中古マンションの売買仲介を行っている株式会社リアルプロ・ホールディングスの遠藤です。
2025年3月6日にリクルートのSUMMO「住みたい街ランキング2025」が発表されました。
この調査はインターネットによるアンケート調査で、東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、茨城県に在住の20歳~49歳の男女で有効回答数は1万名となっており、実際に住宅購入を考えている世帯又は数年の間に購入した世帯と思われる方々へのアンケートとなっているため、かなり本音に近い回答が相当数含まれているものと思われます。
相変わらず、横浜がトップで不動の人気を誇っており、山手線の駅も人気で4位から10位まで独占しています。
トップの横浜は、横浜駅西口エリアや横浜美術館のリニューアル、大型複合商業施設のオープンに加え、日本新三大夜景都市に選ばれた美しい夜景や公園の多さ、港町としての歴史的厚みもある上に、更に、みなとみらい地区には日本のトップ企業も多く事務所をかまえており、これらの多彩な魅力が近年の不動の1位の座をキープし続けている所以となっています。
2位の大宮駅は、新幹線停車駅、武蔵一宮で首都圏の約280社ある氷川神社の総本社である歴史ある氷川神社、宿場町として交通の分岐点の要衝として栄えた街であり、高いポテンシャルを持ちながらもなかなか街の活性化が進んでいませんでしたが、駅周辺が大きな変貌を遂げており、女性に人気のカフェ、洋菓子、雑貨屋などが次々にオープンしています。
一方で、横浜が躍進するまでは、他の調査で不動の人気を誇っていた吉祥寺は昨年から大宮に抜かれて3位に甘んじています。
この3位に甘んじている要因は長い間、街の再開等が進んでいないことが要因の一つになっていると思われます。
やはりかつて人気のあった自由が丘駅もじりじりと順位を下げ、現在は30位になっています。
かつて、お洒落な街として高い人気を誇ってきた自由が丘は、建物の老朽化や歩行者と車両の接触の危険性が高い道路、低い高架橋などの様々な問題があり徐々にランキングが下がり続けています。
逆に都心へのアクセスが良く、大規模な複合商業施設が生まれた二子玉川や武蔵小杉に人気を奪われている感があります。
その一方で、流山おおたかの森は2018年は46位であったのに、2022年以降は16位(2024年は15位)をキープしており、安定的に人気のある街になっています。
立川駅や北千住駅なども大規模な再開発により人気がある街となっており、時代に対応して進化し続けないと駄目なのは、人も街も変わらいとうことがこの調査で証明された感じがします。
そのような中で先述させて頂いた自由が丘駅周辺では、「自由が丘1丁目29番地区(2023年11月着工、2026年建物竣工予定)」「自由が丘東地区(2024年7月目黒区が住民説明会を開催)」「自由が丘駅前西及び北地区地区計画の都市計画の決定(2020年8月)」と再開発の動きが本格化しつつあり、まだまだ時間はかかりますがこれらが進めば、自ずと住みたい街ランキングは上昇していくものと思われます。

魅力ある街が住みたい街ランキングに入る時代
今までの、住みたい街ランキングはどちらかと言うと、実際に住むわけではなく、憧れて的な存在の街が上位を占めていましたが、最近の流れは、本当に魅力のある街がランキングに反映されるようになってきています。
また、都心部だけでなく周辺の郊外エリアの中核都市で、高いポテンシャルを持っていた駅や、歴史が浅いが、大規模な都市計画により出来た駅などが上位にくい込んでいます。
先述させて頂いた、大宮駅、浦和駅、立川駅、柏駅、藤沢駅、北千住駅などが郊外エリアの人気のある街の代表格であり、大規模な都市計画により人気がでた街としては、武蔵小杉駅、流山おおたかの森駅、さいたま新都心駅などがあります。
都心部ではビジネス街が中心であった東京駅はすっかりイメージが変わり、ショッピングや食事が楽しめる街、またデートスポットに変貌しており、中野駅も大規模再開発により、街が活性化され、上位にランキングされています。
渋谷駅も100年に一度と言われた渋谷駅前再開発で完成した複数の大型複合施設が集客力を高めています。
私のブログでは既に何度か取り上げていますが、上野駅隣接の広大な面積をほこる上野恩寵公園には美術館や寛永寺、上野動物園など多くの施設があり、近くにはアメ横もああり、外国人によってそのポテンシャル高さが改めて見直されて大きくジャンプアップしている街の代表格です。
川越駅も小江戸と呼ばれる情緒を残した街並みが人々を引き付けており、13位の鎌倉には及ばないものの27位と健闘しています。
藤沢駅も23位と健闘しており、温暖な気候と都心へのアクセスの良さや、江ノ電利用による江の島方面や鎌倉方面へのアクセスの良さが魅力で、駅前の商業施設も充実しています。
勿論、山手線及びその内側エリアは依然として圧倒的な人気がある一方で、元来ポテンシャルがあったが、埋もれていた郊外のターミナル駅周辺が再開発などが起爆剤になり、大きな発展を遂げ、それに伴い人気が出ています。
この傾向は今後も続くものと思われ、これら注目される都市であれば、マイホームを購入しても資産価値は下がりずらいと考えられます。
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