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元金均等支払は将来の金利上昇リスクに強い!

元金均等支払とは元金の返済を一定額に設定するものです。毎月一定額の元金を返済していくため、返済が進むにつれて毎月の返済額が減少していきます。多くの人が選択する元利均等支払いは毎月の支払額が一定で、当初は金利分が多く、元金の減りが元金均等支払と比べて遅くなります。と言うことは、金利が上昇した際には、同じ金額を借り入れた場合、借入残高が毎月一定額減っていく元金均等支払の方が残高か少ない分、金利を支払う額も少なくなります。金利が上昇しはじめたら、繰り上げ返済をすれば良い、固定金利に切り替えることで金利変動リスクをヘッジできると言われますが、金利の上昇がわかった時点で手遅れですし、さらに上がる場合もまた下がる場合もあります。また繰り上げ返済できる余裕資金を貯めておく必要があります。現在はマイナス金利に加え、新型コロナの影響で金利を上昇させるという気配はありませんが、借入残高が確実に減っていく元金均等支払は金利上昇リスクに強い借入方法といえます。注意が必要な点は利息が急上昇した場合はその利息分、支払額が上昇し、残高が多い程負担額が増えます。