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コロナ禍で苦戦の路面店

ここにきて新型コロナウイルスの感染拡大による業績不振で、路面店の閉店が顕在化してきています。8月16日の日本経済新聞によると、飲食店COMを運営する株式会社シンクロフード(東証1部)の調査では、6月に飲食店COMに新規に掲載された渋谷区内の募集店舗は昨年の同月と比較して約2倍(75件から147件)に増加し、新宿区や港区も5割以上増加したとのことです。弊社の最寄り駅である初台駅の喜多方ラーメンも駅徒歩1分という立地にもかかわらず、数カ月前に閉店してしまいました。不動産情報には掲載されていないので、おそらく水面下では次のテナントが決まっているのかもしれませんが現時点では左記の写真掲載の状態となっています。大手外食チェーンも軒並み不採算店舗の閉店を決定しており、テイクアウト展開がうまくできていない飲食店は今後も厳しい状況が続くものと思われます。郊外の飲食店はテレワークの浸透であまり大きな落ち込みはなく、かえって混雑しているようですが、100円ショップやスーパーを除く飲食店舗以外の小型店舗が苦戦しています。例えば京王線の南大沢駅前で京王電鉄が運営する商業ビル「フレンテ南大沢」の路面店LEPSIM(女性衣類販売)とAINZ&TULPE(化粧品店)が共に7月下旬に閉店しました。また、都心中心部の特に高級飲食店が大きな打撃を受けています。郊外から電車を乗り継ぐ必要がある都心中心部の飲食店舗の客数が激減しており、今まで予約必死のお店も予約なしで入れるという話を良く聞くようになりました。人を呼び込んでいた都心の吸収力が逆にコロナ禍であだとなっている様相です。但し、沈むものがいれば必ず台頭してくるものも出ていきます。今後、新たに路面店の花形になるのはどんな業種なのでしょうか?飲食店COMのサイトはこちらから