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複層ガラスに遮音性はあるのか?

渋谷区や世田谷区などを中心に首都圏で主に売買仲介を行っている株式会社リアルプロ・ホールディングスの遠藤です。

 

今日は複層ガラスとその遮音性について取り上げたいと思います。

複層ガラスとはどういうガラス?

複層ガラスは通常3ミリのガラスを2枚重ね合わせたものでガラスとガラスの間には乾燥した空気が入っています。

 

中には断熱性をより高めたり、紫外線をカットさせるために、真空状態、特殊ガス、金属膜などが使われています。

 

また複層ガラスのことをペアガラスと呼んでいることも多いですが、正確に言うとペアガラスは旭硝子の商品名です。

複層ガラスに防音効果も期待できる?

複層ガラスはもともとは結露対策として開発されたもので、あまり防音効果は期待できません。

 

3ミリの複層ガラスよりも6ミリの単層ガラスの方が遮音効果が高いともいわています。

 

音は人によって感じ方が違いますし、音にも高音から低音まで幅があるので一概には言えぜんが、

車の走る音や人の声には効果が無いと言っていいと思います。

 

但し複層ガラスの中には遮音効果が得られる機能性ガラスという商品もありますので、

これらは遮音効果が期待できますが価格が高額となります。

防音効果を求めるなら二重窓が有効

防音(遮音)効果を求めるのであれば、断熱効果も得られる二重窓が有効です。

 

最も有効な対策はサッシを機密性と防音性に優れたエアタイトサッシ(クレッセントを閉めたときに窓ガラスがぐっと引き付けられる感じがします)にすることが有効ですが、マンションの場合、サッシと窓ガラスは共有部分なので、多くの場合、勝手に変更できない場合が多いので注意が必要です。

 

但し、築年数が経過した中規模以上のマンションの中には、性能が向上し、外観を損ねないないのであれば窓枠と窓ガラスの交換もOKという管理組合もあります。

 

フルリノベーション前提で中古マンションを購入するのであれば、購入前に管理組合に予め問い合わせしてみても損はありません。

 

※気になるマンションの評価をご自身で調べることが可能です。 

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