· 

10月の不動産市況

渋谷区を中心に首都圏で、主として中古マンションの売買をしている株式会社リアルプロ・ホールディングスの遠藤です。本日は10月の中古マンションと中古戸建ての市況をお知らせいたします。

コロナ禍で引き続き戸建てが人気!

首都圏での中古戸建ての成約件数は1,316件、前年同月比でプラス41.8%の伸びとなり、過去最高となっています。

 

また中古マンションも成約件数は3,636件で10月としては過去最高の件数となっています。

 

こちらは前年同月比でプラス31.8%の増加となっています。

 

中古マンションの価格は前年同月比で4.8%の上昇、中古戸建ては土地面積や建物面積が若干増えているにもかかわらず、前年同月比でマイナス1.2%の下落となっています。

在庫不足が続く中古不動産売買市場と軟調な賃貸住宅市場

成約件数は大幅に増加している一方で、新規登録件数は減少しています。

 

前年同月比で中古マンションはマイナス11.3%、中古戸建てもマイナス12.5%の減少となっています。

 

そのため在庫件数も中古マンションも中古戸建てもマイナス15%を超える数値となっています。

 

この結果は賃貸市場に影響を与え始めており、賃貸は空室が増加しています。

 

コロナ禍でも給与が安定している方は購入を考え、給与が安定しない方は実家等に戻るという動きが8月以降顕著にあらわれ始めています。

社会情勢の不安に対して、マイホームに心の拠り所を求める人が増えています。

新型コロナウイルスにより、在宅勤務等新たな働き方が浸透した結果、マイホーム購入の意識が高まっています。

 

特に最近は単身の方が購入に動ていると感じています。理由は様々で、

・テレワークで家が手狭になった。

・来年以降更に厳しくなると予想されるので今のうちに住宅を購入しておきたい。

・社会情勢が不安定なので拠り所としてマイホームを購入したい。

等理由は様々です。

 

ただ、ファミリー層も含めて、共通しているのは社会に対する「不安」により、自分の居場所を多くの人が再確認していることです。自分と家族の安全と安心となる拠り所として多くの人が、住まいを見つめ直してるように感じます。

※気になるマンションの評価をご自身で調べることが可能です。

 無料のマンションデータベースはこちらから